■事例紹介:北朝霞・朝霞台えきまえ エスエスこどもクリニッククリニックを心休まる場所したい、そんな思いから空間づくりとしてデジタル額縁を導入いただいたエスエスこどもクリニック。地域の子どもたちの健康を守りながら”医療×アート”を通じた空間づくりを実践している院長の嶋田医師に、株式会社IDEABLE WORKS代表の寺本がお話を伺いました。■担当者プロフィール嶋田 博之(しまだ ひろゆき)さんエスエスこどもクリニック院長、博士(医学)(慶應義塾大学)。2024年9月に、開院以来23年にわたり地域に貢献してきたクリニックを引き継ぎ、小児科専門医、小児血液・がん専門医として、予防接種や健診、育児相談、アレルギー疾患、感染症などの一般小児外来、および小児血液・腫瘍外来を行っている。1. アートとデジタルで、掲示物の少ないほっとする空間を院長として引き継がれたクリニックのリニューアルオープン時に設置のお問い合わせをいただきましたが、経緯などを教えてくださいクリニックは治療を行う場所ではありますが、患者さんご本人だけでなく、特に小さなお子さんの親御さんが不安な思いで来院されることが多いと感じています。そのため、来院された際に患者さんや親御さんにとってほっとできる空間にしたいという点を、最も大切にしました。もともと絵画鑑賞が好きで、時間を見つけては美術館や展覧会に足を運んでおり、クリニックにも絵を飾りたいと考えていました。受付の後ろは入ってすぐ目に入る場所ですので、私の好きな作品を飾ることも考えましたが、空間全体としての落ち着きを重視した結果、デジタル展示であれば視覚的に静かな空間をつくれると考え、デジタルギャラリーを展開しているHACKK TAGに問い合わせたことが導入のきっかけです。加えて、デジタル展示の利点は、クリニックに必要な情報開示を一つの空間にまとめられる点にあります。紙で掲示する場合、院内のさまざまな場所に貼り出す必要があり、どうしても空間が雑然としてしまいます。その結果、安心感にもつながりにくいのではないかと感じていました。導入してみて、来院された際の反応などはいかがでしたか?来院された方も、絵が変わっていることに気づくと、「次はどのような作品だろう」と興味を持って見つめていらっしゃいます。その時間は自然と絵に意識が向き、たとえ短い時間であっても不安な気持ちを和らげることにつながっているのではないかと感じています。絵が切り替わることで、一枚の作品を飾るだけでは得られない体験が生まれていると感じています。2. クリニックを「自分の絵」が輝く、誇らしい居場所へ毎月のプレイリストに合わせてお子さんの作品も展示していますよねクリニックに来てくれるお子さんが、自分の絵が飾られていることに気づくと、とても嬉しそうにしているのが印象的です。実際に展示した際には、兄弟で来院されたお子さんが誇らしげにその絵を指さしており、とても嬉しそうな様子が見られました。また、小学校でも話題になったと聞いています。お子さんにとってクリニックは「楽しくない」「怖い」といった印象を持たれがちですが、自分の作品があることで、少しでも「楽しい」「嬉しい」と感じてもらえたらと思っています。絵を描いても、それが人の目に触れる機会はそれほど多くありません。そのような中で、大きなパネルに自分の作品が展示される経験は、自己肯定感や心のケアにもつながるのではないかと考えています。病気を治すだけでなく、子どもたちの成長の一助になればと思っています。現在はまだ展示に対して遠慮される方もおり、常時多くの作品が集まっている状況ではありませんが、待ち時間に絵を描いていただくことも含めて検討しています。将来的には、クリニックに通われている皆さんの作品を継続的に展示していきたいと考えています。私自身もお子さんの作品を見ると心が和みますし、スタッフもこの取り組みを楽しんでくれていると感じています。3. デジタルアーカイブで、素晴らしい作品をより多くの人へ今後の展開として、課題など感じることがあれば教えてください私の専門が小児がんなのですが、小児がんの領域では、患者さんが描いた絵を展示する取り組みが以前から行われており、学会会場などで展示されることもあります。どの作品も本当に素晴らしいものばかりですが、その場限りでしか見られないことに以前からもったいなさを感じていました。デジタル化してアーカイブとして配信できれば、より多くの方に継続的に届けられるのではないかと考えています。さまざまな思いを背景に生まれた作品ですので、一過性で終わるのではなく、アーカイブ配信を通じて命の大切さを伝え続ける仕組みにつながればと考えています。4. アートで会話が生まれるー治療と同時に心のケアも。今後の運営について教えてくださいまずは、クリニックに通っているお子さんの作品が常時流れている状態を目指したいと考えています。その取り組みが定着してきた段階で、テーマを設けた募集や表彰なども検討していきたいと思っています。医療機関として節度を保ちながら、無理のない形で進めていきたいと考えています。作品を通じてスタッフとの会話が生まれたり、診察室でも場が和らぐようなコミュニケーションのきっかけとして活用していければと思っています。医療機関として、病気を治療することが最も重要であることは変わりませんが、「アートがある空間」が患者さんに与える影響も大きいと感じています。安心は医療技術だけで生まれるものではなく、空間や体験によっても形づくられるものだと考えています。今後も、治療とともに心が落ち着く空間づくりを大切にしていきたいと思っています。クリニックをアート配信でほっと落ち着く場にしませんか?HACKK TAGではアートを通じて施設と人、作品と人、人と人等の繋がりを創出することに取り組んでいます。定期的に様々なアーティストの絵が自動で切り替わったり、来院される患者様のアート作品を負担なく飾ったりとこれまでに無いアートを通じた体験を提供いたします。ご興味を持っていただけた方は以下ページよりぜひ一度お問合せください。設置方法やデザインも含めてご提案可能させていただきます。INTERIOR GALLERY