色彩・モチーフともに唯一無二の世界観を持つSayuri Nagakuraさんの作品。細かい線が特徴で、色彩がユニークな作品の秘密に迫ります。メキシコ在住のSayuriさんに、オンラインでインタビューにご協力いただきました。Sayuri Nagakura作品は細かいボールペンの線で構成されておりモチーフを密集させたデザイン、異国感溢れる色彩と独自に培った彩色が特徴。描かれる動植物が見る者に美しき強さ、逞しさ、優しさ、繊細さ、爽やかさを感じさせる作風を日々探究している。メキシコとの関わり本日はインタビューにご協力いただきありがとうございます!まずはアートを始めたきっかけから教えてください。きっかけ、かは分からないですが、3歳くらいの頃祖母に宛てた手紙があるんですが絵で伝えようとしていたみたいで。この手紙は祖母の遺品の中にあったそうです。細かい模様を描くのが好きだったようで今に繋がっている部分があるかもしれないです。親族に絵を描くのが趣味の人達がいたり、両親共に芸術鑑賞が好きでアートは身近にありました。そういう影響もあってか絵を描くことはずっと好きでした。(祖母に宛てた手紙)一生懸命伝えようとする気持ちが伝わってきますね!可愛い!幼少期はメキシコで過ごされたんですね。はい。小中学校時代をメキシコで過ごしました。母が現地のネットワークを作ってくれたのでプライベート時間をメキシコ人と過ごせました。そのお陰でスペイン語やメキシコ文化に抵抗を感じることは無かったです。帰国後はインターナショナルスクールに編入してその後学生時代はずっと美術部には所属していました。でも幽霊部員というか。。実際は長い間音楽活動に夢中でした。卒業後大手企業に就職するも早々に退職してメキシコ短期留学を目指しました。その後結婚、夫に相談して今度はメキシコ移住計画を進め11年前に実現しました。好きな場所に戻って来れてホッとしました。メキシコはすごく魅力的な場所なんですね!そうですね。多くの方のイメージ通り明るくて賑やかな場所です。標高1,800メートルの所に住んでいるので、太陽を近く感じますし、明るい色の壁面の家も多いです。日々色から力をもらっているような感じがします。陽気な人も多く、私自身繊細なタイプなので、大らかな人たちに囲まれていると落ち着きます(笑)完璧でなくても良いと思わせてくれる環境がありがたい感じ。メキシコに移住後充実感を持って制作できているのは明るい色や人々、街中に流れる音楽が影響していると思います。(メキシコの日常風景)Sayuriさんにしか生み出せないカラフルな世界観色彩やモチーフが唯一無二ですよね動植物を心地よく感じるのでよくモチーフにしています。メキシコに移住後はこの国に生息している動植物を描きたいなと思ったのと、自分の特徴を出したいと思っていたので、その辺りがちょうどマッチしたかなと思います。ペット肖像画のご依頼を頂くようになって描く動物の種類も増えていきました。カラフルでポジティブなメッセージの作品を意識しているんですが、この国の空気感に合っている気がします。メキシコ人のお客さまには愛国心を感じることが多く、ハチドリやビートルなど生活の周りにあるものをモチーフにした作品が人気で売れている感覚があります。もっと大きな作品を作って欲しい、人物画を描いて欲しいというリクエストも多いですね。一方日本人のお客さまやフォロワーさんの好みは絵本のような世界観や空想的な作品なのかなと感じています。(購入いただいたお客様のお写真)画材は何を使われていますか?メキシコだと、私のジャンルはミクストメディアに位置すると言われました。画材を複数使用しているから、だからだそうです。通常使用している画材はボールペン・水彩絵具・色鉛筆・アクリルです。20年ほど前に叔父からアメリカ土産でもらったドイツ製の水性ペンも現役で使用中です。まだ使えるのすごいですよね。思い入れもあるし色も多くて愛用しています。以前作品をご購入くださったアメリカで活躍されていたアニメーターの女性から、「Sayuriさんの描き方をしている人は見たことない、描く順番も画材の使い方もオリジナリティがある」と言っていただいたことがあって。そんな自覚は無かったんですがユニークなものを作っているのかな、と思うようになりました。描き易い方法を続けていく中で自分のスタイルを確立していきました。(実際に使用している画材道具の数々)Sayuriさんの人柄が作品にも強く反映されていると感じますね。アーティスト活動が始まったのは15年前辺りからかな。。大変なことが続いていた時期、絵を描いている時間は落ち着いて過ごせました。作品が増えてきて額装屋さんに絵を持ち込んだ時に作品を褒めてもらったのが嬉しくて。額装屋さんに後押ししてもらって、そこからの繋がりで展示の機会や販売が始まっていきました。個展ができるカフェを紹介してもらって展示をしたら、ペットの猫のオーダーをいただいたんですね。SNSが活発では無い時代でしたが、アート界隈の方々にご縁をいただいて、少しずつ活動の幅が広がっていきました。将来的にまた日本に拠点を移そうと思っているんですが、ペット肖像画に特化したらどんな感じかな。。なんて想像したりもしています。(動物肖像画のオーダー)Threadsでバズ!!SNSもうまく活用されていますよね!ありがとうございます。複数のSNS運用をしていて毎日投稿も続けているのですが、去年12月からThreads を始めてから今までで3回ほどThreadsでプチバズって。作品を紹介し合う内容の投稿がきっかけです。それがアルゴリズムに乗ったらしく、フォロワーさんが急増してすごく驚きました。多くの方に見つけていただき、今はSNS総フォロワー数13,000人を超えています。この出来事がきっかけでオーダー制作のご依頼が2件、版画のご購入、お問合せも多数頂いています。皆さんに感謝です。HACKK TAGのマイページで、ブログも続けてくださってますよねできることはやってみようと始めました。制作秘話とかメキシコ生活での出来事を書いたりしています。元々文章を書くのが好きなのもあって今ではルーティンになっています。”楽しみにしています!”と言ってくださるフォロワーさんも増えてきて嬉しいです。感想を送ってくださる方もいらっしゃってありがたいです。HACKK TAGのマイページは、作品を見せる、販売する、SNSリンクを貼る、ブログを書く、といった機能が集約されているので、使い勝手が良いですね。色々なシステムやサイトで別々に運用するのは大変ですから。版画販売にも力を入れたいので機会を見つけてHACKK TAGのページの紹介を心がけています。嬉しいです!!ありがとうございます!!!(SayuriさんのHACKK TAGマイページ)HACKK TAGは活動の支えHACKK TAGはどちらでお知りになりましたか?サービスが展開した早い段階から利用させていただいています。最初にHACKK TAGを知ったのはInstagram広告だと思うのですが、アカウント登録して問い合わせ窓口から連絡して、寺本さん(株式会社IDEABLE WORKS 代表取締役:寺本大修、以後寺本)にZoomミーティングをセッティングいただき話をさせていただきました。それまでも別事務所に所属していたのですが、運営面で継続が難しいことも続いていて、安定して信頼できる拠点を探していたタイミングでHACKK TAGを見つけました。拠点があると活動を発信し易かったり、海外にいると特にある種の安心感も感じます。難しい業界だと思います。でもHACKK TAGが大きくなってスタッフの方々が増えていくのが私もとても嬉しいです。最初は手引きしていただきたい、日本での活動を支援していただきたい、という思いでアクセスしました。今は自分が乗ったHACKK TAGという船が大きくなっていく中で私も一つの力にならせていただきたいと感じています。デジタル展示も利用してみていかがでしたかデジタル展示は新しい試みだと思いますし、私も展示に参加してみて、どうしたら良い反応をいただけるか試行錯誤しているところです。 課題もあると感じる一方で、セブンイレブン400店舗や京都駅、パークホテルでの展示実績は、既存のお客様にインパクトを感じて頂けているように思います。HACKK TAGは、私の活動を力強く支えてくれる「素敵パートナー」と感じています。『夜間レストラン/ NIGHT RESTAURANT』作品についても教えてください。『夜間レストラン』ですが、名鉄アートコンテストに応募していただいた作品ですね!はい。メキシコをテーマに制作した作品です。この中に出てくるオオカバマダラはカナダからメキシコまで飛ぶ渡り蝶で、ハチドリ、ストレリチア、ハイビスカスもメキシコでよく目にする動植物です。花から蜜を飲む部分が、レストランに寄ってご飯を食べているみたい、と「夜間レストラン」というタイトルを付けました。丸い花はアリウムで、当時描くのが楽しくてたくさん描いていましたね。冒頭の手紙のように小さい頃に”〇”をたくさん描いていたことに通じているかもしれません。この作品はハチドリが大好きな方にご購入いただきました。お話を聞くと、本当にレストランで食事をしているように見えますねある時期までは作品にタイトルを付けていませんでした。世界観を押し付けているような気がしていて。でもある時『タイトルは灯台、見る人の行先を照らすもの』という言葉を目にして考えが変わりました。今は作品の世界観へ案内するガイドであり作品の一部と感じています。コンテストではどの作品を出すか迷われていましたよねそうなんです。3点くらい候補があって、どの作品にしたらいいか相談したと思います。寺本さんから「名鉄ブルーだから、夜間レストランがいいと思います!」とアドバイスをいただいて、(なるほど💡)とこの作品で応募しました。この色はメキシコの夜のイメージで使ってたけど、名鉄ブルーなんだ、って面白かったですね(笑)【名鉄瀬戸線アートコンテスト_プレイリスト】日本では見たことがないような表現で、パッと見ただけでSayuriさんの作品だなと分かりますし、プレイリストで流れてきた時に驚きや面白さがありますね。見る人のことを考えて制作していることが伝わってきます。ありがとうございます!HACKK TAGの皆さんがかけてくださるお言葉には今まで数え切れない程励まされ力をいただいています。本当にありがとうございます。最後に_HACKK TAGスタッフより時差もある中、メキシコからインタビューにご協力いただき、ありがとうございました。Sayuriさんからお話を伺って、HACKK TAGアーティストのロールモデルだなと改めて感じました。登録アカウントも徐々に増え、現在では3,100名を超えるアーティストにHACKK TAGを利用いただいていますが、ぜひSayuriさんを目指して欲しいなと思いました。自分の世界観は大切にしながら、誰かの手に届き、喜んでもらうことも考えて制作をしていることが伝わってきました。好きなことに挑戦して、努力が継続できる状態をサポートしていくのはHACKK TAGとしての大事な役割だなと再認識することができました。〇〇美術大学を卒業している、〇〇円で絵が売れる、というのはひとつの指標ではありながら、そこに捉われることなく、Sayuriさんの生き方や考え方をもったアーティストを増やしたい、そのサポートを続けていきたいと思います。手段の提供ではなく、一緒にいてくれたから活動できた、困ったときに相談できた、がHACKK TAGのサービスの根幹だと改めて感じました。(わたしたちがお話を伺いました!左から樫岡・寺本・平野)他の作品紹介についても色々とお話を伺いましたので、続編もお楽しみに!この記事が面白かったな、Sayuriさんの作品をもっと見たいと思った方も多いはず!こちらからSayuriさんのアーティストページをご覧いただけます!HACKK TAGのコメント機能(ファンボード)では、フォロワーと1対1でメッセージのやり取りができますので、ぜひSayuriさんにメッセージを届けてください!※フォロー、メッセージの送信にはHACKK TAGアカウント登録が必要となります。操作など不明点がありましたらhackktag_support@hackktag.comまでお問い合わせください。