ザ ロイヤルパーク キャンバス 名古屋 展示企画「CONENCT」 受賞者インタビュー「街と、もてなす。」をコンセプトに掲げる「ロイヤルパークホテルズ」。2026年、オープン13年目を迎えたザ ロイヤルパーク キャンバス 名古屋で開催されたデジタルアート展示企画において、見事受賞を果たした3名のアーティストと、今川総支配人による座談会を開催しました。展示に込められた想いや、デジタルギャラリーが広げる表現の可能性について語り合います。1. ホテルを「地域とゲストが繋がる」クリエイティブな接点にHACKK TAG: 本日は今川総支配人と受賞者3名にお集まりいただきました。リラックスしてお話しくださいね(笑)まずは今川総支配人、今回の展示企画に至った背景を教えてください。今川総支配人:「ロイヤルパークホテルズ」では、「街と、もてなす。」を軸に、地域貢献や地域との連携を大切にしています。当施設もオープンから13年が経ち、現在は「過ごし方をデザインできるホテル」を目指して日々試行錯誤しています。単なる宿泊場所ではなく、ここを起点にあらゆる体験ができるような空間づくりを行っており、今回は地元のアーティストや文化と触れ合い、ゲストの想像力が掻き立てられるような体験を提供したいと考え、展示企画を立ち上げました。応募対象を「東海四県」に絞られたのはそのような背景だったのですね。今川総支配人: はい。名古屋や近隣地域への地域貢献はもちろんですが、この場所が「宿泊者と地域の確かな接点」でありたいという意図があり、東海四県に限定した展示企画を作り上げました。初の試みとして「デジタルギャラリー」の試験導入に抵抗はなかったでしょうか?今川総支配人: 当ホテルは三菱地所ホテルズ&リゾーツが運営しているのですが、三菱地所とHACKK TAGさんが名古屋駅前の商業施設「大名古屋ビルヂング」でギャラリー運営に取り組まれている事を以前から知っていました。デジタルなら気軽に、かつ多様なアートを配信できる。まずは一歩踏み出してみようと試験導入を決めました。2. テーマ「CONNECT」に込められた、ホテルとゲスト・地域との繋がり実際に応募作品をご覧になっていかがでしたか。今川総支配人: 技法も作風も驚くほどバリエーション豊かでした。まさに今回のテーマである「CONNECT(コネクト)」にふさわしい、あらゆるものを繋いでいくエネルギーを感じましたね。選定をスタッフ全員で行ったことも、チームにとって非常に良い経験になりました。多くの候補から今回の3名を選ばれた決め手は何だったのでしょうか。今川総支配人: 「CONNECT」というテーマに対し、人と街、過去と未来といった多様な繋がりをどう描いているか、作品に込められたストーリーを重視しました。現在、お客様の約半数がアジア圏を中心としたインバウンドの方々です。地域のアートがゲストに届き、そこから新しい感性が生まれる――。まさに「キャンバス」に新しい絵が描かれていくような体験を提供できる作品を選ばせていただきました。3. sachiさん:日常の気づきを「未来へ飛び立つ紙飛行機」に乗せてここからはアーティストの皆さんにお話を伺います。まずは「「ザ ロイヤルパーク キャンバス 名古屋総支配人賞」を受賞されたsachiさん。普段はどのような活動をされていますか?sachi: 名古屋出身で、2児の母として子供たちが寝ている合間にアートを制作しています。忙しく過ぎていく毎日ではありますが、家族との食事や旅行など、日常の中で心が動く瞬間を意識的にとても大切にしています。アート制作活動はそのアウトプットです。【アーティストページ:https://hackktag.com/creator_detail/sachiart】今回の展示企画へのエントリーのきっかけを教えてくださいsachi: インスタグラムで偶然見つけたのですが、「CONNECT」というテーマを見た瞬間、応募したい作品がパッと浮かびました。思い返すと、日頃から「自分の絵と社会の接点をどう作るか」を考えていたからかもしれません。アートは人によって見え方が異なるものですが、アートが社会の中で浸透していくことで多様な意見を受け入れ合える社会になればいいなという願いを持っています。受賞作「futurity」の制作背景を教えてください。sachi: 家族が飛行機好きで、飛行機を描いたこともありますが、ある時ふと「紙飛行機」を描いてみたんです。すると、自分がこれまで経験してきた「過去」のあらゆる経験を糧にして、これからも飛んでいくようなイメージが湧いてきました。過去のどんな経験も宝物として受け入れることができた感じ。向かう先にはキラキラした未来が広がっている。過去も今も未来も、全部が自分で愛おしい。そんな意味合いを込めています。sachiさんにとって、展示とはどのような場ですかsachi:「自分自身の頭の整理」と「情報発信」の場ですね。自分の感じていることをまずは自分で理解し、つたなくともそれを発信することで、新しい情報をキャッチできる感度が磨かれると感じています。アートに正解不正解はないので、それぞれが作品から感じたことを伝え合い、自分や他人と触れ合う場になったらいいなと思っています。今後チャレンジしたい取り組みなどはありますかsachi:私はピアニストとしても活動していて、音楽や演奏に合わせてアートを切り替えて表現していけたらなと思っていたのですが、HACKK TAGさんのデジタルギャラリーを使えば実現できそうなので、ピアノ演奏×ライブ展示にもいつか挑戦してみたいですね。4. 光輝さん:和紙と糸が織りなす、日本の癒やしと調和続いて「ザ ロイヤルパーク キャンバス 名古屋賞」を受賞された光輝さん。自己紹介をお願いします光輝:私も名古屋市出身で 市内でヒーリングサロンをしながら、糸かけと和紙を合わせたアートを制作しています。見てくれた人が明るい気持ちになったり、癒されたりするような作品を作りたいと思っています。【アーティストページ:https://hackktag.com/creator_detail/pcdx3h】日本の伝統文化に興味を持ったきっかけが気になります光輝: 「レイキヒーリング」という日本古来の療法を学んだことで、伝統文化の素晴らしさに目覚めました。触れるほどに心が癒やされ、共鳴する感覚があるんです。展示の募集を見た時、以前、このホテルに宿泊した際、落ち着いた雰囲気の素敵な空間だった記憶があり、あの場所に展示できたら嬉しいと思っていたので、今回のご縁は本当に嬉しいです。 受賞作「この世のことわり」のこだわりを教えてください光輝: 板の上に和紙を重ね、糸を張って制作しています。4つのピースで構成されており、日本人の「思いやりの心」を表現しました。曼荼羅(まんだら)の要素も取り入れ、真理や調和という意味を込めています。展示を通じて伝えたいことはありますか?光輝: 和紙と糸かけの美しさが多くの人の目にふれて、世界に広がっていくことを願っています。ここはランチ利用の方も多いと伺ったので、食事をしながら作品を見てくださる方がどんな気持ちになるか、想像するだけでワクワクしますね。今後は名古屋友禅など、地元の工芸品をミックスした新しい表現にも取り組みたいです。5. 山田ななみさん:あらゆる探求の末に、デジタル展示の新しい表情最後に、大学生以下の部で「ザ ロイヤルパーク キャンバス 名古屋賞」を受賞された山田ななみさん。現在は大学に通われているのですね。山田ななみ: 愛知県出身、名古屋造形大学の1年生で、洋画を専攻しています。日々の感情や瞬間を記録するように描いています。今はなるべく型に囚われず、色んな手法にチャレンジしている最中です。【アーティストページ:https://hackktag.com/creator_detail/ynart7】今回、学生枠でのエントリーのきっかけを教えてください。山田ななみ: 大学の通知アプリに流れて来て知りました。学生にとって展示費用の負担は小さくないので、こうした枠を設けていただけたのは本当にありがたかったです。受賞作「自由なかたち」はどのように製作されたのでしょうか。山田ななみ: 大学の素材研究講義の一環で、「あえて油絵具を使わない」制作活動に取り組んだ時の作品です。土や落ち葉などの自然素材から色を抽出したりしました。型に囚われず、試行錯誤を繰り返していくうちに作品となりました。キャンバスの側面まで綿を配し、綿自体が額縁のような役割を果たすような工夫もしています。実際にホテルでデジタル展示された自作を見て、どう感じましたか山田: 美術館のようなスポットライトとは違い、デジタルデバイス自体が緩やかに発光することで、作品がまた違う一面を見せてくれていると感じました。照明や空間の雰囲気によって展示作品の見え方が変わることが面白く、いつも勉強になっています。HT: 今後の目標を教えてください山田: いつか個展を開きたいですね。実は近々、海外での展示機会をいただける予定があり、今はそこに向けて全力でチャレンジしていきたいと思っています。6. 編集後記:アートが「街の止まり木」を彩る今川総支配人: 今回の「CONNECT」というテーマでの展示は、ユニークな作品同士・アーティストと施設・ゲストそれぞれが繋がり、ホテルのコンセプトをこれ以上ない形で表現してくれました。正直、次のテーマを考えるハードルが上がってしまいましたね(笑)。これからも、ここに来れば何かに出会える、新しい発見がある。そんな場所を目指して、アーティストの皆さんと共に歩んでいければと思います。いかがでしたでしょうか? 地域のアーティスト・作品がホテルの空間と共鳴して繋がり、宿泊ゲストに新たな刺激を与える。 ザ ロイヤルパーク キャンバス 名古屋の次なる展示企画にも、ぜひご注目ください。遊休壁面の活用にお困りではないですか?HACKK TAGでは宿泊施設や商業施設の遊休壁面や空間を活用し、アーティストやアート、施設、地域の新たな接点を創出します。遊休壁面の活用やアート活用を検討中でしたら、以下ページよりお気軽にお問い合わせください。弊社担当者より追ってご連絡いたします。PUBLIC GALLERY詳細ページ↓