八重仲ダイニングGallery ~GRAND OPENING CONTEST~ 「FLOWER」 受賞者インタビュー八重洲‧日本橋‧京橋エリア(YNKエリア)全体を盛り上げる施策を行っている総合不動産会社の東京建物株式会社。⽇常の喧騒の中で、ふと⽴ち⽌まれる場所を、という思いから、東京建物八重洲ビルの足元商業施設「⼋重仲ダイニング」にデジタルギャラリーを導⼊いただきました。オープニング記念として実施したアートコンテストで最優秀賞を受賞したゆずゆずさんをお招きして、東京建物株式会社の猪俣さん、飯⽥さんと⼀緒にお話を伺いました。1. まずはみなさんのことを教えてくださいHACKK TAG: 本日は東京建物株式会社の猪俣さんと飯田さん、受賞者のゆずゆずさんにお集まりいただきました。まずはゆずゆずさん、自己紹介と活動内容を教えてください。ゆずゆず: 幼いころから絵を描くことが好きで、10歳から油絵を描き始めました。現在も活動は続けており、週に1回、仕事の合間を縫って制作しています。自分が感動したものやお気に入りの場所などを絵に表現し、多くの人々に楽しい気持ちになってほしいので、明るい色彩で制作することが多いです。また、普段は建築関連の仕事に従事しておりますが、絵の制作においても空間を描くことを大事にしています。場所としての空間だけでなく、ものとものとの間にある空間も含めて、広い視点で空間を描くことを追求していきたいと考えています。そして、絵は人柄を表すという言葉をよく耳にしますが、モチーフそのものに敬意を払い、キャンバスに対しては誠実に向き合うことを大切にしています。【アーティストページ:https://hackktag.com/creator_detail/91drvt】八重仲ダイニングについて、施設の特徴、概要などをご説明いただいてもいいでしょうか東京建物: ⼋重仲ダイニングはひと⽉に約3万⼈が利⽤し、昼も夜もにぎわう施設となっており、⽇本料理から韓国料理、タイ料理等まで、世界各国のお⾷事を楽しんでもらえるような場所にしたいという思いで運営しています。今回、壁面等スペースの有効活⽤を検討している中で、アートを展⽰することで、スペースの活⽤に留まらず、日々忙しく⾷事を済ませるお客様にも⼼休まる余白の空間を提供できたらと思い、デジタルギャラリーを導⼊することとしました。HACKK TAG: ゆずゆずさんも建築関連のお仕事をされていて、空間を大事にされている。東京建物さんは空間を有効活用していく、という中で共通点が多いですね。2. アートを軸に、YNK(八重洲‧日本橋 ‧京橋)エリアを盛り上げたいデジタルギャラリーが場所にもたらす効果やアートを大切にしている御社ならではの今後の展開イメージなどを教えてください東京建物: YNKエリアにおいて、まちを地域のみなさまと⼀緒に盛り上げていく取り組みを実施していて、そのコンテンツの⼀つとしてアートの⽂脈もありますねと地域の⽅とも話をしていました。江⼾時代には狩野派の⽅々も京都から移り住んでおり、歌川広重もこの地に居を構えておりました。京橋には⾻董通りというギャラリーが並ぶ場所もあるのですが、地域的にも⽂化‧芸術に深い関わりがあり、歴史がずっと繋がってきている場所でもあります。このような系譜を取り⼊れながら、地域の⽅々と⼀緒にまちの魅力を発信していこうと考えています。HACKK TAGを知ったのは社員からの提案がきっかけだったのですが、アートを軸にして展開していく中で、デジタルギャラリーでの配信は⾯⽩いコンテンツになるのではと思いました。HACKK TAG:建物一棟ではなく、歴史を踏まえてエリア全体の運用を考えられているのが、我々にとっても印象的でした。アートの分野は高尚的なものから福祉的な意味合いまである中で、誰でも参加できる公なギャラリースペースが街中に点在することは、HACKK TAGとして目指す世界観でもあります。この場所にとどまらず、デジタルギャラリーを多くの地域で設置して、アートが溢れる街を作っていきたいですね。3.お互いのコンセプトが一致した受賞作品ゆずゆずさんのエントリーのきっかけ、他の展示との違い、HACKK TAGへの期待などゆずゆず:これからもずっと絵を描き続けたいとは思っていて、これまでも家族や友人知人に作品を見せることはあったのですが、完成した作品たちが家の中に所狭しと増えていくのもどうなのかなと疑問に感じていました。そこで、作品を発信したり、もっと多くの人々に見てもらったりしたいと思い、公募展やコンテストを探していたところ、HACKK TAGの展示を見つけてエントリーしました。世の中にはあらゆるアートコンテストがありますが、この八重仲ダイニングは老若男女問わず人々がたくさん行き交う場所で、情報発信の観点からも、非常に貴重な場所だと感じています。また「Flower」というテーマも春らしくて魅力的でしたし、コンテストの応募に不慣れな身としては、気軽に参加できる点も一歩踏み出すにはちょう良かったです。HACKK TAG: 八重仲ダイニングGalleryが、家の中に眠っている作品を誰かに見せてみようかなと思える場になっていくと、アーティストにとっても素晴らしい体験になりますし、社会的意味もあるかなと感じますね。”絵を描いた”で終わってしまうのではなく、”多くの方に見てもらう”ところまでを一緒に作っていきたいと思います。ゆずゆずさんの作品を最優秀賞に選んだ理由を教えてください東京建物: 第⼀印象としてパッと明るく、⾊彩が綺麗な作品だなと思いました。作品を⾒てくださった⽅の心を明るく彩りたいなと思っていたので、ゆずゆずさんの作品がマッチするなと感じました。加えて、都会の喧騒で働くビジネスパーソンの皆様にふと⽴ち⽌まるきっかけを与えたいという思いからデジタルギャラリーを導⼊した経緯もあるので、作品の”てんとう⾍が花にとまっている姿” がそのコンセプトとも丁度合致しており、これしかない、と思いました。てんとう虫がとまっている部分を描いたのは、なにか思いがあったのでしょうかゆずゆず:春になると菜の花畑に行くのが好きで、菜の花を見ると気持ちが明るくなります。菜の花畑を訪ねた時に、菜の花にてんとう虫が佇んでいる様子を見て、ささやかだけれど美しい世界だなと感じて、この作品を描き上げました。てんとう虫が、今日はこちらの花、明日は向こうの花に行こうと佇む場所を探しているのかなと想像したときに、今日はこのお店でご飯を食べよう、明日は違うお店に行ってみたいなといった、自身の感覚が想起され、八重仲ダイニングのコンセプトとちょうど合っていると思いました。HACKK TAG:施設のコンセプトと作品のエピソードがリンクするのは驚きですね!「やっと見つけた、」のタイトルはどういった思いでつけられたのですか?タイトル文末の『、』をつけるかどうかを悩んだのですが、『、』がないと作品のストーリーが完結してしまう気がしました。そこで、タイトル文末に『、』をつけることでその先に続くストーリーも大切にしたいと考えました。例えば、作品の鑑賞者がお気に入りの作品のお店を見つけたのかもしれないし、この街が好きだという気づきを得たかもしれない。鑑賞者それぞれの作品に対する感じ方に余韻を持たせたいという想いを込めました。4. はじめてのデジタルギャラリーデジタル展示に対してどういった印象があったのか、またデジタル展示だからこその気づきなどがあれば教えてくださいゆずゆず:これまでも原画の展示体験はありますが、実際にデジタル展示を拝見して、思ったよりも絵肌がリアルに表現できるんだなと驚きました。また、今後の可能性として、画面ズームによって、細部がどうなっているのかも見ることができれば、さらに面白いと思います。私の周りには美術館に行ってみたいけれど敷居が高く遠慮している友人もいます。誰もがアクセスできる場所にアートがあると、アートに気軽に触れる機会が増えると考えます。街中にある画廊などは、扉を開けて入るのに勇気がいるのですが、この八重仲ダイニングGalleryは通りすがりに気兼ねなく鑑賞できることが利点ですよね。また、オープンスペースではあるものの半屋外での展示であるため、雨の日でも鑑賞できるのが特徴的だと感じました。八重仲ダイニングGalleryをどういう印象の場所に変えていきたいですか?東京建物:設置してすぐに、社員からも⾒たよ!良かったよ!という声をもらいましたし、あの場所にアート作品があることで、⽴ち⽌まる⼈が増えるのかなと思います。まちづくりの中で、ビル単体ではなくエリアとして⼀体感を作っていきたい思いがあるので、この⼋重仲ダイニングGalleryを起点に、アートの文脈でもYNKエリアを盛り上げたいなと考えています。HACKK TAG:このエリアにデジタルギャラリーが増えた際には、地域の⾊々な場所で同時に同じ作品を⾒ることができるようになると⾯⽩いですし、街を歩いてみようというきっかけにもなるかもしれないですね。HACKK TAG:このエリアにデジタルギャラリーが増えた際には、地域の色々な場所で同時に同じ作品を見ることができるようになると面白いですし、街を歩いてみようというきっかけにもなるかもしれないですね。5. 最後にひとことずつアートを展示してみたい方へのメッセージや、今後やってみたいことなどあれば教えてください。ゆずゆず: 街の中にアートがあることで、今日たまたま訪れた人が作品と出会う可能性がありますし、その出会いによって何気ない日常が記憶に残る1日に変わるかもしれないとも思います。大袈裟かもしれませんが、その人の人生の1ページを彩る体験になるかもしれないですしね。日常の場所に、非日常の体験があるというのは、そういった可能性を秘めている場所であると感じました。HACKK TAG: 誰かたった一人でも、この場所で偶然の出会いが生まれ、新しいストーリーが始まるかもしれないですね。ゆずゆず: 私自身も素敵な作品に出会った時に、作品から元気をもらって、日常を豊かにできるなと感じていますが、今度は自分の作品で誰かに元気や幸せな気持ちをを届けることができたら、これ以上嬉しいことはないと思っています。これからの八重仲ダイニングGalleryに対する期待など教えてください東京建物: 「アートでまちづくり」、「建物の中にアートを」というコンセプトで取り組んでいますが、著名な作家さんの作品だけではなく、子供や学生、アマチュアからセミプロまで、アートって誰でも制作できるし、誰もが楽しめるものだと思うので、少しハードルを下げてアプローチしやすい雰囲気をつくることも大事だと思っています。実は社内でも公認部活動の”アート部”を発⾜しました(笑)。⼀昨年から活動をしているのですが、もっと沢⼭の⼈がアートに触れる機会が増えていったらいいなと思っています。活動の中で、描くだけでなく⾒せてみたいなと思った際に、⼋重仲ダイニングGalleryで展⽰してみたら?と背中を押せる場所になったらいいですね。今後のテーマによっては私自身も展⽰してみたいなと思っていますし、これくらいの気軽な感覚で展⽰体験ができるのはデジタルギャラリーならではですね。我々は不動産デベロッパーなので⾊々な場所に”壁”を持っているのですが、活⽤できていない壁もたくさんありますので、そこをうまく使って地域全体が盛り上がる場所にしていけたらと思っています。6. 編集後記:一歩その先へ、HACKK TAG:お話の中にあった「背中を押す」というフレーズは、HACKK TAGのサービスとしても非常に大事にしているところで、手軽に展示体験をしてみる、というのが人生を豊かにするのではないかなと考えています。AIが進化して、世の中が効率的になればなるほど、余った時間を消費できないという問題がでてくると思いますし、その時間を展示体験で豊かにするというのも一つの選択肢になっていくのではないでしょうか。建物だけでなく、エリア全体での活性化に注力している東京建物株式会社との連携はまだまだ始まったばかりです。これからの展開に乞うご期待!遊休壁面の活用にお困りではないですか?HACKK TAGでは宿泊施設や商業施設の遊休壁面や空間を活用し、アーティスト・アートと施設の新たな接点を創出します。遊休壁面の活用やアート活用を検討中でしたら、以下ページよりお気軽にお問い合わせください。弊社担当者より追ってご連絡いたします。PUBLIC GALLERY詳細ページ↓