■事例紹介:三菱地所プロパティマネジメント株式会社名古屋駅直結の大名古屋ビルヂングにて展開されている「大名古屋ビルヂングGALLERY」。名古屋駅前のシンボルタワーである大名古屋ビルヂングにデジタルギャラリーを導入するに至った背景や今後ギャラリーを活用して取り組んでみたい事などをギャラリープラットフォームサービス「HACKK TAG」を運営する株式会社IDEABLE WORKSの島岡が三菱地所プロパティマネジメント株式会社の竹中 涼子さんに伺いました。■担当者プロフィール竹中 涼子(たけなか りょうこ)さん三菱地所プロパティマネジメント株式会社中部支店所属。2011年に三菱地所リテールマネジメント株式会社(現:三菱地所プロパティマネジメント株式会社)へ入社し、以降一貫して商業施設の運営管理に従事。MARK IS みなとみらいの立ち上げ、MARK IS 静岡などを経て、森ビル株式会社にて表参道ヒルズなどでの施設管理経験を積んだのち、名古屋に拠点を移すタイミングで再び同社に着任。現在は大名古屋ビルヂングで施設運営管理に従事。施設コンセプト・客層とアートの親和性大名古屋ビルヂングにギャラリーを導入するに至ったきっかけを教えてください大名古屋ビルヂングは駅直結の利便性がある一方で、コンパクトな設計であるため限られたスペースの中で"遊び心"を取り入れる必要があったことがきっかけです。2019年に5階スカイガーデンを春はサクラ、夏はひまわり、冬はイルミネーションと、季節装飾による賑やかしを開始してからは新しい取り組みに着手できておらず、遊休スペースの活用を模索する中でIDEABLE WORKSとの出会いがあり、スカイガーデンの装飾やイベント企画を通してアートとの親和性や可能性を感じ、導入に至りました。また、名古屋駅前には美術館が存在せず、"アート空白地帯"に近いという認識や、客層が30代以上のオフィス利用者やその家族が中心となっていて、高品質志向で客単価も比較的高く、客層という観点からもアートとの親和性が高いのではないかと感じました。毎年恒例、名古屋駅の夏の風物詩「ひまわりスカイガーデン」導入に際して社内から不安の声はなかったですか弊社が管理する同規模の商業施設でアートを導入している事例はそこまで多くないので、新しい取り組みに正直不安はありました。ただ、元々MEITETSU ART GALLERYでの展示の様子を見ていましたし、何より施設イベント等の既存コンテンツとの連動も期待できるところが後押しとなりました。ひまわりスカイガーデン2025と連動したアートコレクション企画「SMILE」デジタルギャラリーはサステナブルな展示?実際にデジタルギャラリーを設置してみてどうでしたか事前にMEITETSU ART GALLERYを拝見していたのですが、展示されたビジュアルの完成度はイメージ通りでした。デジタル展示なので原画の輸送や展示に伴って発生するアーティストや環境への負荷がない点はサステナブルな展示方法だなと思います。原画を展示するとなると、原画を包装・梱包して発送、展示してまた梱包して・・・デジタル展示であればそういった負荷が無いですし、遠隔地にいらっしゃるアーティストの方の作品が届けられる点も魅力だと感じています。社員や関係者の間からも「本物の絵が展示されているように見える」ことへの驚きや、サステナブルな側面に対する評価の声が多く寄せられています。アーティストさんが原画を手放すことなく広く発信できる仕組みは、アーティスト支援にもつながるのではとの意見もありました。「人と人の交流を生む場を作る」という想いに共感どうしてHACKK TAGと取り組みを進めていただいているのでしょうか単なるアート作品を展示する会社としてではなく、アートを起点として「人と人の交流を生む場をつくる」という思想や顧客・ファンを大事にする姿勢に共感し、共に伴走できるパートナーだと感じていることが大きな理由です。また、アート×鉄道やアート×○○というように、多様な業種と連携して新たな取り組みをされていることからアート×商業施設としての取り組みにぜひチャレンジできればという思いもありました。その他にも、大名古屋ビルヂングにご来館いただく方々の年齢層や高品質志向であることなどから、流行に左右されずに顧客が徐々に定着していくという"積み上げ型"の施設であると考えています。導入した取り組みがじわじわと認知され、価値が高まっていく傾向があるため、長期的視点でのアート等の取り組みと相性が良いと考えています。アートで多様な有休スペースを「意味ある発信の場」に今後ギャラリーを活用して取り組んでみたい事はありますか今は5階のスカイガーデン前にギャラリーを設置していますが、今後はより多くの人の目に触れる場所へ大名古屋ビルヂングGALLERYを起点としてアートを展開したいと考えています。例えば、店舗の入れ替えやフロアの改装時にどうしても発生する仮囲いスペースなどの遊休地もアートの力で再価値化し、単なる仮設構造物ではなく「意味ある発信の場」に転換したいと考えています。さらに、リアルイベントでアーティストとユーザーの交流機会を創出することにも取り組んでみたいですね。交流機会創出の第一弾として、8月の夏休み期間中にHACKK TAGさんとお子さん向けのワークショップの開催に向けて日々打ち合わせをしています。御社は栄でも複数の施設を管理されています。施設間の連携もあるのでしょうか施設ごとにオーナーが異なりますが、各施設が持っている特徴を最大限に活かしながら、連携できる部分はもちろん連携し、名駅と栄の架け橋となるような施設運営を目指しています。アートは多くの人に受け入れられるものなので、アートを起点に施設間や外部の方々とのコミュニケーションを生み出し、街や地域のイメージ向上に貢献していきたいですね。色んな企画について想像を膨らましていると楽しくなってきました(笑)大名古屋ビルヂングGALLERYは一般来館者とオフィスワーカーが入り混じる稀有な場所アーティストの皆さんへメッセージをお願いします大名古屋ビルヂングGALLERYは、商業エリアとオフィスエリアの結節点となる5階に設置されていて、一般来館者とオフィスワーカーの双方に作品を見てもらえる稀有な場所だと思います。名古屋駅という一等地で、誰かの目に留まり、記憶に残る場所で展示ができる機会として、年齢や作風を問わず、ぜひ多くのアーティストの皆さんに活用していただけると嬉しいです。今後は5階でのデジタル展示だけでなく、アーティストの皆様と連携しながら商業施設×アートで一緒に施設の価値創出ができること楽しみにしてます。IDEABLE WORKS島岡(左)と竹中さん(右)竹中さん、インタビューのお時間をいただきありがとうございました!HACKK TAGは事業連携パートナーを募集していますHACKK TAGではGALLERYの導入を検討いただける商業施設・宿泊施設事業者様等を募集しております。ご興味を持っていただいた事業者様は以下PUBLIC GALLERY内、お問い合わせよりご連絡ください。弊社担当者より追ってご連絡いたします。PUBLIC GALLERY詳細ページ↓